いつまでもあんしんでおいしいコーヒーを~お店でとろみコーヒー、はじめます~
- 2024年5月31日
- 品質とお客様
コーヒーを片手に、お店でほっと一息つくくつろぎの時間を、いくつになっても楽しんでいただけるメニューができました。その名も「とろみコーヒー」です。
年齢を重ねるにつれ飲み込む力が弱くなる方は多く、病気の影響なども含めると「嚥下障害」と診断される方は日本国内だけでも100万人を超えるそうです。飲み込む力が弱くなると、飲み込んだものが誤って気管に入ってしまい、むせたり、誤嚥性肺炎を引き起こす危険があります。むせた経験があると、飲むことが怖くなり、コーヒー片手にくつろぐこともできなくなってしまいます。気管に入らないようにするには、飲食物がゆっくりと食道を通っていくことが大切です。コメダ珈琲店では、時間をかけて飲み込めるようとろみをつけたコーヒーを石光商事様と共同開発し、歯科医師・日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士である、朝日大学歯学部の谷口裕重教授にご監修いただきました。
とろみコーヒーの開発にあたりこだわったのは、その味。飲料にとろみをつけるとおいしさが逃げやすいため、コメダ珈琲店の伝統の味に近づけるには試作を重ねるしかなく、納得いく味わいになるまでに2年を要しました。飲むとコメダ珈琲店らしいコクのある苦みが感じられます。幅広い方に安心して飲んでいただけるように、とろみは強すぎず、中くらい。とろみのおかげでゆっくりと食道を通るだけでなく、ゆっくりと時間をかけて少しずつ飲んでも冷めにくい効果もあります。
おいしいコーヒーを飲むひとときのくつろぎを、いつまでも心から楽しんでいただきたいから。
コメダ珈琲店で、とろみコーヒーをどうぞ。