
子どもたちに、アートとくつろぎを ——ビビディバビディ部 コラボワークショップ
- 2025年10月4日
- 持続可能な消費に関する教育と啓発品質とお客様
2025年7月24日、大阪・十三駅近くにある「ビビディバビディ部」で、コメダ珈琲店と地域の子どもたちによるコラボワークショップが開かれました。
「ビビディバビディ部」は、大阪市の「子どもの居場所づくり推進事業」の一環として運営されている団体です。アートを通じて、子どもたちが安心して過ごせる空間を地域の中に育んでいます。
コメダ珈琲店では、くつろぎが長く続く未来を目指して、その未来を担う子どもたちが笑顔で過ごせるような活動を行なっています。今回のワークショップは、店舗の外にもくつろぎの輪を広げる取り組みとして、認定NPO法人全国こども食堂支援センター「むすびえ」さんの紹介で行われました。
会場には、小学生から大学生まで、さまざまな世代の子どもたちが集まりました。猛暑の中、期末試験期間中にも関わらず参加してくれた高校生の姿もありました。
この日、子どもたちの前に並んだのは、コメダ珈琲店のコーヒーから生まれた、ちょっと変わった画材たちです。抽出後のコーヒーかすを再利用したクレヨンや、煮出したコーヒー液を使った絵の具はどれも、コメダが取り組むサステナビリティ活動から生まれたものです。
配られた団扇をキャンバスに、子どもたちは自由に筆を走らせていきました。
描かれたのは、夏の思い出や、身近にある静物画。中でも、だるま型グラスやブーツ型のグラス、樽型のジョッキなど、コメダ珈琲店ならではの食器は大人気で、目を輝かせながら、モチーフを夢中になって描いていました。団扇は1枚では収まらず、2枚目に取りかかる子もいました。

コーヒーから生まれる、もうひとつの価値
コーヒーを抽出した後のかすを、ただの廃棄物として終わらせるのではなく、クレヨンや絵の具として再生させる。そして、それを使って、また誰かが喜ぶ作品をつくる。アートを通して、コメダのステナイ取り組みを体感する子どもたち。
「この絵の具、コーヒーのにおいがする!」
「ブーツグラスの形、難しい」
普段とは違う素材や道具に触れながら、のびのびと創作に向き合っていました。

作品づくりのあとは、おやつタイム
コメダ珈琲店で販売しているおやつとオレンジジュースを飲みながら、感想を話し合います。
「サステナブルなコーヒービーンズチョコ」も登場し、初めての味に「クセになる!」という声も聞かれました。
学びがあり、アートがあり、おやつもある。
終始、笑顔と会話が絶えない時間となりました。
完成した作品は、期間限定で地域の病院「小竹医院」の掲示板に展示されています。
私たちコメダが大切にしているくつろぎには、体を癒すことだけでなく、心を休めることも含まれています。
安心できる場所で、自分らしくいられること。誰かとつながり、笑顔になれること。
そんな時間や空間を、社会の中に少しずつ増やしていくことが、私たちの目指す未来です。
今回のワークショップでは、年齢や学校の違いを超えて、子どもたちが同じ空間で創作に向き合う姿が見られました。
普段は人前で話すのが苦手な子が、勇気を出して感想を発表したり、初対面の高校生と大学生が、自然と会話を交わすなど、自分らしくアートを楽しんで、人や社会とつながる光景が、会場のあちこちで広がっていました。今回のような活動を通じて、子どもたちが社会とつながり、いつかくつろぎを共に創っていく。そんな未来を、私たちは心から願っています。
私たちは、これからも地域の子どもたちとともに、くつろぎの輪を広げていきます。