
8月21日は献血の日――コメダ社員の献血活動
- 2025年8月21日
- 心と体の健康への貢献品質とお客様
8月21日は「献血の日」。1964年に日本で「輸血用血液は献血でまかなう」と決められた日であり、命をつなぐ大切な節目として、今も多くの人に知られています。
この機会に、私たちコメダが毎年春に行っている献血活動について、少しご紹介させてください。
コメダでは、毎年春、地域を巡回する赤十字の献血バスに合わせて、社員が献血に参加しています。今年も大阪事務所の近くにバスが来て、社員が足を運びました。
この活動は、会社が決めたものではなく、「地域のために何かできることはないか?」という社内アンケートで、「献血をしたい」という声が多く寄せられたことから始まりました。社員一人ひとりの想いが、自然と形になった取り組みです。
「誰かの役に立てることがうれしい」「自分にもできることがあると感じられる」——そんな気持ちが、毎年春の恒例行事として根づいてきました。
実は春こそ、血液が足りなくなる季節
日本では、冬から春にかけて献血者が減少しやすい時期とされています。風邪や花粉症などで体調を崩す方が増えることや、学校や企業の行事が少なくなることがその理由です。
一方で、血液は長く保存できないため、季節を問わず安定した供給が必要です。特に春は、医療現場での需要に対して供給が追いつかないこともあり、企業や団体の協力がとても大切な時期なのです。
だからこそ、春に行うコメダの献血活動は、ほんの少しでも社会の支えになれたらという気持ちで続けています。
「くつろぎ」は、心の余白から生まれる
コメダが大切にしている「くつろぎ」は、お客様がふと感じるもの。のんびりと過ごす時間、ほっとする空間、心がゆるむひととき——それは、日々の暮らしや社会が穏やかであってこそ、感じられるものだと考えています。
もし、社会に不安があったり、環境に心配があったり、経済にゆとりがなかったりしたら、どんなにお店で心を込めておもてなしをしても、お客様がくつろげないこともあるかもしれません。
だからこそ私たちは、店舗の中だけでなく、社会や地域にも目を向けて、小さなことからでもできることを続けていきたいと思っています。献血もそのひとつ。私たち一人が献血できる血液量は、多くありません。でも、その少しの血液が、誰かの命を支えるかもしれない。誰かの命につながることが、めぐりめぐって、誰かの「くつろぎ」につながるかもしれない。そんな想いで、これからも活動を続けていきます。
「心にもっと、くつろぎを。」それは、コメダが届けたい未来のかたちです。
お店の中だけでなく、社会の中にも、そんなくつろぎが広がっていくように。社員の小さな行動が、誰かの安心につながり、やさしさがめぐっていく。そんな日々を、私たちは大切にしていきたいと思っています。