
喫茶文化の継承――愛知教育大学附属名古屋小学校での出張授業
- 2025年7月31日
- コミュニティへの参画と投資品質とお客様
コメダでは、名古屋の喫茶文化を次の世代へつなぐ取り組みとして、地域の小学校で出張授業を行っています。今回は、愛知教育大学附属名古屋小学校の3年生のみなさんに、喫茶文化と「おもてなし」の心を体験してもらう授業を実施しました。

授業の前半では、「なごやめし」や「喫茶文化」についてのお話をしました。モーニングサービスが始まった背景や、豆菓子に込められた気遣いなど、喫茶店のサービスの裏側にある“おもいてなし”の心を紹介すると、子どもたちは身近な話題に興味を持ちながら、真剣な表情で耳を傾けてくれました。
授業では、コメダ珈琲店のスタッフが毎日行っている「スマイル体操」をみんなで体験。笑顔はおもてなしの第一歩です。顔の筋肉をほぐして、自然な笑顔をつくる練習をします。口の筋肉をほぐすユーミー体操では、「ユーーーミーーー」と口に出しながら口角を動かす子どもたちの姿が。体操後は教室に笑顔があふれました。

2時間目からは、スタッフ体験に加えて、コメダ珈琲店にまつわるクイズや、現役スタッフへの質問コーナーも行いました。クイズでは、「コメダのロゴに描かれているのは?」「木が多いのはなぜ?」など、楽しみながら学べる内容に、子どもたちは積極的に手を挙げて参加してくれました。

質問コーナーでは、「好きなメニューは何ですか?」「やりがいは何ですか?」「どのお店に行ったら会えますか?」など、かわいらしい質問が次々と飛び出しました。スタッフからは、コメダのソファーやカップに込められた“おもてなし”の工夫についても紹介。ソファーは長時間座っても疲れにくいように、カップは手に持ったときの温かみを感じられるように設計されています。こうした細やかな配慮が、お客様に“くつろぎ”を届けるための大切な工夫であることを、子どもたちはしっかり受け止めてくれました。

そしてメインイベントは、実際にスタッフ役としてパンを提供する体験です。接客用語を使いながら、クラスメイトをお客様に見立ててサービスを行います。「お待たせしました!」「ありがとうございました!」と元気な声が教室に響きます。

上手にできたら、今度はお客様としてローブパンとコメダ特製の小倉あんを味わいながら、くつろぎの時間を体験しました。「おいしい!」「また食べたい!」という声があちこちから聞こえ、笑顔の輪が広がっていく様子に、私たちも思わず笑顔になりました。

コメダではこれからも、出張授業を通じて子どもたちに喫茶文化の魅力を伝え、“くつろぎ”で人と地域、社会をつなぐ活動を続けていきます。今回の授業が、子どもたちの記憶に残るひとときとなり、いつかまたコメダのお店で「おもてなし」の心を思い出してくれたら嬉しいです。