ブラジルの学校はどんなところ?
- 2021年10月19日
- くつろぎの持続化投票!!
コメダ公式コミュニティサイト「さんかく屋根の下」で“おいしいコーヒーをいつまでも”をテーマに、『くつろぎの持続化投票』を開催中です!コーヒーの生産地にまつわる課題解決に向け、3つの応援プロジェクトから皆さまの共感を1番多く集めたプロジェクトをコメダが実行していきます。詳細はこちらよりご覧ください。
ブラジルの教育制度は、初等教育9年(小・中学校)中等教育3年(高校)となっていています。多くの学校では授業は半日のみで、学校によっては午前か午後か選べることがあります。例えば、授業が午前の場合には7時頃から学校が始まり昼頃には終了します。午後は、家の手伝いをしたり、サッカーや塾などの習い事に通ったりしているようです。
ブラジルの公立学校は授業料がかかりません。貧富の差に関わらず子どもたちみんなが学校に通うことができる良い制度ですね。一方で、生徒1人あたりにかけている国の教育予算は他の国よりも低く、学校環境の整備や教育の質が課題になっています。
2017年世界経済フォーラムで発表された初等教育の質ランキングで、ブラジルは130ヶ国中77位(日本は17位)と低いのが現状です。
加えて、コーヒー農園がある地方では上水道の整備も遅れていて、20%の学校では飲み水の確保ができずに、子どもたちは家や井戸から持ってきた水を飲んでいるそうです。普段から井戸まで生活水を汲みに行かなくてはならず、学習時間も減っています。日本では当たり前の安全な飲料水の確保ができないことで、衛生上のリスクがあったり・・・安心して学習できる環境にない子どもたちがたくさんいます。
そこで、コーヒー生産地周辺の2つの学校設備の整備により子どもたちが安心して学習できる環境を整備します。コメダでは学校に水道設備を設置して、200人以上の子どもたちに当たり前に水が飲める環境を提供しようと考えています。
将来コーヒー生産を担うかもしれない子どもたちが楽しく学び、明るい将来となることを祈って。