6月はLGBTQ+について考える『プライド月間』です!
- 2022年5月31日
- 人と働きがい
毎年6月は、『プライド月間』と呼ばれ、世界各地でLGBTQ+などセクシャルマイノリティ(性的少数者)の方たちの権利についての啓発イベントが実施されています。プライド月間では「性の多様性」だけでなく「どんな自分でも誇りに思うこと」「自分らしく生きること」を考えるきっかけにしてほしいという願いが込められています。
コメダでも、新しくオープンするお店など、一部のお店のトイレに、レインボーのピクトグラムを掲示しています。このマークには、「男女などの性別関係なく、誰もが使えるトイレですよ」という意味を込めています。まだ、全店舗ではありませんが、少しずつ「誰でもトイレ」を増やしています。
レインボーのピクトグラムは、LGBTQ+や多様性を象徴しています。LGBTQ+とは一般的にレズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニング(男性女性どちらでもなく、性を特定しない)の頭文字をとっています。+には、こうした言葉では表しきれない性の多様性を表現しています。
今回は、その中のT:トランスジェンダーについてお話をしていきます。トランスジェンダーとは、生まれてきた体の性と、心で認識している性が異なる人のことです。体つきは男性でも、心は女性など。普段の生活の中で、男性か女性かで分けられることが多く、困りごとの多いトランスジェンダー。例えば、履歴書を記入する際に、性別を記入しづらく、空欄で提出される方もいるとのこと。そういった問題から、現在では性別の欄を設けず、記載を任意とする様式もあるそうです。
このほかにも、多くの方がストレスを抱えているのが、トイレの問題です。トランスジェンダーの多くは、トラブルを回避するため、体の性に合わせてトイレを使用されるそうです。しかし、中には、外見の手術をするなど、見た目を心の性に合わせる際に嫌な思いをしたことがあるとのこと。
実際に、トイレで困った経験をした方にお話を聞いたところ、手術をして、見た目が変わっていく期間は、女性トイレに入ると「お兄ちゃん、ここは女子トイレだよ」と言われ、男性トイレに入ると「お姉ちゃん、間違えてるよ」と言われるなど、どちらのトイレでも声をかけられたそうです。そこで、男女兼用のトイレや誰でもトイレがあると、安心してお店に入れる、と教えて下さいました。
コメダでは、新しくオープンするお店など、一部のお店に、少しずつ、レインボーのピクトグラムを貼った、誰でもトイレを増やしています。小さな取り組みではありますが、今後も誰もがくつろげる店内を目指していきます。