地球温暖化に大きく影響されるコーヒー農家
- 2021年11月2日
- くつろぎの持続化投票!!
コメダ公式コミュニティサイト「さんかく屋根の下」で“おいしいコーヒーをいつまでも”をテーマに、『くつろぎの持続化投票』を開催中です!コーヒーの生産地にまつわる課題解決に向け、3つの応援プロジェクトから皆さまの共感を1番多く集めたプロジェクトをコメダが実行していきます。詳細はこちらよりご覧ください。
今回はその中の1つであるProject C「コーヒー産地の環境のために!」についてご紹介します!
コーヒーは、「コーヒーベルト」と呼ばれる、赤道を挟んで北緯25度から南緯25度までの地域で栽培されています。コーヒーの木はすごくデリケートな植物なため、気温や湿度、降水量、寒暖の差などさまざまな条件が揃わなければ育つことができません。「雨季」と「乾季」に分かれている地域で15℃~25℃の気温、寒暖の差が大きい標高1,000~3,000mがコーヒーの栽培に適していると言われています。
しかし、近年は地球温暖化の影響を受け、昼夜の寒暖の差がなくなってしまったり、「雨季」と「乾季」の境目が曖昧になってしまうことで、コーヒーを栽培できる環境が悪化し、2050年には栽培地域の約60%が消滅してしまうのではないかと言われています。コーヒーの2050年問題についてはこちらの記事をご覧ください!
乾季が終わり雨季に入ると、コーヒーの木は白くて可愛い花を一斉に咲かせます。そして、たくさんの雨を受け、コーヒーチェリーと呼ばれる真っ赤な実を成熟させていきます。そのコーヒーチェリーの中にあるコーヒーの種が、私たちがいつも「コーヒー豆」と呼んでいる部分です!
しかし、コーヒーの木は、気温が高く乾燥が続くと十分な栄養を吸収することができずに、痩せ細ってしまいます。またコーヒーチェリーが実っても、陽が強く当たるとコーヒーチェリーが焦げてしまって、コーヒー豆を収穫することができなくなってしまいます。
例えばこちらは、あるコーヒー農園の写真ですが、干ばつ(長い間雨が降らない状況)が生じることで、木が痩せ細ってしまいました。
また、一見コーヒーチェリーがたくさん実っているように見えても、中身が真っ黒に焦げていたりと、天候によって大きな影響を受けてしまうのです。
このように地球温暖化が進んでいくと、どんどんコーヒー豆が収穫できなくなってしまい、いままでのようにおいしいコーヒーが飲めなくなってしまうかもしれません。そうならないためにも、project Cではコーヒー農家さんたちと一緒に環境保全に取組むとともに、地球温暖化に適応した農法が学べるように支援をしていきます。