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コーヒー豆の生産地・コロンビアってどんな国?カメラマンレポート

  • 2018年12月11日
  • 環境

前回、上質な豆を作る、コロンビアのコーヒー豆農園地域や農園で働く人たちについてレポートしました。今回はそんなコーヒー豆をつくるコロンビアってどんな街?ということで、コロンビアを訪れた、新米カメラマン・南方さんによるレポート、コロンビアの「街並みについて」をお送りします!

コロンビアの朝は早い
コロンビアの人たちは、朝5~6時には起床して活動を始めるそう。現地を訪問した私も、毎日6時頃に起床して7時には出発するような生活をしていましたが、外に出るとすでに道にはたくさん車が走っていて、学校では子供達が校庭で走り回っていました。

▲写真は午前11:00頃のボゴタの様子。

首都のボゴタにある日系企業で働く女性に話を伺いましたが、会社の始業時間は8:30だそうです。コロンビアにはほとんど鉄道が走っていません。首都ボゴタでも主な交通手段が車かバイク。電車が走っているのはメデジンという都市のみです。「交通渋滞がひどいから、みんななるべく早く家を出るようにしているのよ」と言っていました。

コロンビアの首都・ボゴタの中心部は、綺麗なショップやカフェがあり、道路の整備もされているため、新車が行き交うなど、近代都市という感じがしましたが、一方、郊外の街では、レトロなアメリカ製の車を多く見かけ、高い建物も多くなく、カラフルな外壁の家屋が多く見かけられました。おそらく昔から続くコロンビアの典型的な生活スタイルが垣間見える空間なのだなと感じました。

なんと1日5食が当たり前

朝食、10時頃の軽食、昼食、3時頃にまた軽食、そして夕食と、コロンビアでは1日5食が一般的。メインの食事は昼食で、夕食は少なめだそうです。
軽食にはチーズやパン、チョコレートなどを食べます。街中にはコーヒースタンドやパン屋さん、コンビニのような売店が多数あり、そこで買ったりするそうです。

ちょうど10時を過ぎた頃、ボゴタにあるコンビニの前には各々軽食を楽しむ人々の姿がありました。

この日のランチには一般的な鶏肉のグリルと数種類の副菜をいただきました。
あずきがメインの甘くないおしるこのようなスープ、モツを使ったスープ、そして豚肉とじゃがいものフライ。

特にじゃがいものフライは頻繁に食べられるそうで、一口大でちょうど良い塩気に仕上げられています。つい、もうひとつ、もうひとつと手を伸ばしてしまう美味しさです。

グリルされた鶏肉のプレートには大ぶりのふかし芋と揚げバナナが。
揚げたバナナは初めて食べましたが、甘さがちょうどよく意外と美味しかったです。

コロンビアの街中では露店や行商人の姿をよく見かけます。
日本のようなコンビニは無いですが、道端には露店やキオスクのような店舗が転々とあり、新聞やお菓子、コーヒー、タバコなどを販売しています。

また、特に郊外〜田舎の方で通行量が多い場所では、水や果物などを停車中の車に手売りしている人も見かけました。中には信号待ちしている車の前でストリートパフォーマンスを行い、お金を稼いでいる人もいます。 自分が作ったものを自分で売る、という当たり前の行為を目にし、人々の営みは平等であるべきだと感じました。

コロンビアの人は22時頃には就寝するのが一般的

日本では24時や25時に寝るのが普通だと伝えると「そんなに遅くまで起きているのは、こっちでは大学生くらいよ!」と笑いながら教えてくれました。

実際に20時を過ぎると大半のお店は閉まり、街中の灯りが少なくなっているのを感じました。22時にもなるとレストランのお客さんもまばらでした。

都市部では、おしゃれでハイセンスなカフェが急増中!

滞在中にいくつかのカフェを周りました。コーヒー豆の種類や焙煎方法、抽出方法を選べるこだわりのスペシャルティコーヒーを提供するカフェなど様々です。コーヒー片手に談笑する現地の方をたくさん見ました。みんな思い思いにくつろいでいました。

みなさん快く笑顔で撮影させてくれ、フレンドリーな人が多くて人柄の良い国民性だと改めて実感しました。

コロンビアでも高品質なコーヒーがブームに


都市の中心部、比較的高所得者が働く場所では高品質なコーヒー豆を扱う店舗は増えてきたのですが、コロンビア国内で飲まれている7〜8割のコーヒーは、日本など海外に輸出される品質基準に満たなかった豆を使ったものなんだそうです。

コメダのサステナブルな取り組みにより、さらにコロンビアのコーヒー農家の収益や豆の質が向上することで、さらに笑顔が増えると良いな、と感じた旅でした。